ANA国内線ファーストクラスは連休の子連れならエコノミー並み|シンプル往復49,410円、1歳を抱えて機内食も
ANA国内線のファーストクラス(旧プレミアムクラス)を、1歳3か月の息子と父の2人でシルバーウィークに往復しました。一番安いシンプル運賃は往復49,410円で、同じ日のエコノミーとほぼ同額、JALの普通席より安い結果でした。ただし普段の土日はエコノミーのほうが安くなります。1歳を膝に乗せても座席の横幅に余裕があり、機内食は寝た息子を片手で支えながら食べられました。機内食が1A側から配られたこと、新運賃で子連れが知っておくルール、羽田第2ターミナルとANAラウンジの動線まで、実体験で書きます。
「子連れでANAの国内線ファーストクラスって、払う価値ある?」
我が家は人事企画9年目の会社員夫婦と、2025年6月生まれの息子の3人家族です。2026年のシルバーウィークに、私(夫)と1歳3か月の息子の2人で、ANA国内線のファーストクラス(旧プレミアムクラス)に乗って帰省しました。羽田から約1時間の路線を往復し、運賃は一番安い「シンプル」です。
先に答えをまとめます。
- 連休はファーストクラスのシンプルが往復49,410円で、同じ日のエコノミークラスとほぼ同額でした。JALの普通席(約5万5,000円)より安い結果です。ただし普段の土日は、エコノミーのほうが安くなります
- 1歳を膝に乗せても座席の横幅に余裕がありました。機内食は、寝た息子を片手で支えながら食べられました
- 機内食は往復とも1A側から配られていました。早く食べたいなら1A側の席を狙います
- 羽田第2ターミナルは、専用カウンター→専用保安検査場→ANAラウンジが一直線でした
- ベビーカーは預け荷物の枠とは別に無料です。荷物がベビーカー+1個なら、荷物の枠はファーストクラスを選ぶ理由になりません
あなたはどれ? — 読む場所を選べます
- ▶ エコノミーとの値段の差を知りたい → 連休の実額と、普段の土日との違い
- ▶ 新運賃のルールで損をしたくない → 子連れが先に知っておく3つのルール
- ▶ 子どもを抱いて機内食を食べられるか → 機内食と1A側の話
- ▶ 周りに迷惑をかけないか心配 → 泣いたときの隣の人の反応
- ▶ 羽田第2ターミナルとANAラウンジを知りたい → 預けてからラウンジまでの動線
- ▶ 結局、払う価値があるか → 使ったもの・使わなかったもの
連休は、ファーストクラスのシンプルがエコノミーとほぼ同額だった
予約したのは搭乗の約3か月前です。同じ日の運賃を並べると、こうなりました。
| 同じ日の往復運賃 | 金額 | 数字の出どころ |
|---|---|---|
| ANA ファーストクラス(シンプル) | 49,410円 | 予約確認メール |
| ANA エコノミークラス | 約5万円(同額か、やや高い) | 予約画面を見た記憶 |
| JAL 普通席 | 約5万5,000円 | 予約画面を見た記憶 |
エコノミーとJALの金額は、予約したときの記憶です。ANAのエコノミーは同じ日の便でしたが、まったく同じ便どうしを比べたかは覚えていません。
シルバーウィークのような連休は、エコノミーの運賃が混み具合に合わせて上がっていました。一方でファーストクラスのシンプルはそこまで上がらず、エコノミーとほぼ同じ金額まで差が縮んでいました。
差が縮むのは大型連休だけ。普段の土日はエコノミーが安い
予約画面でほかの日も調べた限り、ファーストクラスとエコノミーの差が小さいのは、お正月やシルバーウィークのような大型連休だけでした。普段の土日は、エコノミーのほうが安い傾向です。
ANA公式の掲載例(2026年9月17日時点・片道の最安)を見ても、普段の差ははっきりしています。東京〜大阪のシンプルは、エコノミー10,120円〜・ファーストクラス23,430円〜と2倍以上です。
連休に帰省するなら、エコノミーの金額を見たあと、クラスをファーストクラスに切り替えてもう一度検索してください。差が数千円なら、ファーストクラスが現実的な選択になります。
新運賃で、子連れが先に知っておく3つのルール
ANAは2026年5月19日搭乗分から国内線の運賃とルールを変えました。「プレミアムクラス」は「ファーストクラス(プレミアムクラス)」、「普通席」は「エコノミークラス」という表記になっています。表記が変わっただけで、サービスは変わっていないと公式に書かれています。
子連れに関係するのは、次の3つです。
膝上で無料になるのは「1歳まで」。JALは2歳まで
ANAで膝の上に乗せて無料になる幼児は、生後8日〜1歳です。2歳になると小児として座席の購入が必要になります。小児の運賃は、シンプルなら大人の25%引き相当です。
JALは今も3歳未満まで、大人1名につき1名を膝の上で無料にしています。2歳の子を膝に乗せて帰省するなら、ANAとJALで航空券の枚数が変わります。
シンプルは、座席を選べるのが出発24時間前から
シンプルは事前の座席指定ができません。座席を選べるのは、出発24時間前からのオンラインチェックインのときです。
我が家の座席は、往路が1H、復路が1Cでした。復路の1Cは、24時間前のチェックインで選んだ席です。父と子の2人なら座席は1つで済むので、どこになっても困りません。
夫婦で乗る場合も、ファーストクラスは座席の数が少ないので、大きく離れる心配は小さいと考えています。席が離れても、1席の広さがあれば1人で子どもを見られるという安心もありました。確実に並んで座りたい場合は、事前に座席を選べるスタンダードを選んでください。
ベビーカーは預け荷物の枠と別に無料。膝の上の子に枠はない
シンプルで無料で預けられる荷物は、エコノミークラス1個・ファーストクラス2個です(スタンダードとフレックスは、それぞれ2個・3個)。
ここで勘違いしやすい点が2つあります。
- ベビーカーは、この個数とは別に無料で預けられます(本人が使うものに限る)
- 座席を持たない2歳未満の幼児には、無料で預けられる荷物の枠がありません
我が家が預けたのはベビーカー+荷物1個で、カウンターで個数について何か言われることはありませんでした。父と1歳の2人でも、荷物がベビーカー+1個ならエコノミーのシンプルで足ります。ファーストクラスの2個が意味を持つのは、ベビーカー以外に2個預けたいときです。
1歳を膝に乗せても、座席の横幅に余裕があった
息子を膝に乗せ、私の腰に息子が脚を回して抱きついても、横幅に余裕がありました。往復とも隣の席は埋まっていましたが、窮屈には感じていません。
リクライニングとフットレストは、ほとんど使っていません。息子が寝ていて起こしたくなかったことと、約1時間の路線で使う時間がなかったためです。子連れで価値があったのは、倒せることより横幅でした。
機内食は、寝た息子を片手で支えながら食べられた
往復とも昼の時間帯で、お弁当箱の機内食が出ました。
息子は膝の上で寝ていたので、テーブルを出してそこで食べました。テーブルは前後に動かせるので、子どもを膝に乗せたままでも、手の届く位置まで引き寄せられます。味噌汁はふた付きのカップで出てきたので、子どもが動きそうなときはふたを閉めて置いておけます。
片手で寝ている息子を支えていると、CAさんがテーブルを出してくれました。お弁当箱のふたを開け、割り箸まで割ってくれています。片手がふさがっていても、機内食をあきらめずに済みました。
機内食を早く受け取りたいなら、1A側の席を狙う
我が家の便で機内食を配り始めたのは、往復とも1A(前を向いて左側の窓側・1列目)からです。順番は、左側から右側へ、1列目から2列目へです。
約1時間の路線では、食事に使える時間は長くありません。子どもが寝ているうちに食べ終えたいなら、早く配られる席が有利です。復路の1Cは1Aの隣だったので、すぐに受け取れました。
配る順番はANA公式に書かれておらず、便や乗務員によって変わる可能性があります。そのうえで、1A側を狙うときの注意は2つです。
- シンプルは出発24時間前にならないと座席を選べません。我が家は24時間前のチェックインで1Aを取れず、隣の1Cでした
- 幼児連れは、ほかの幼児連れと同じ列には座れません(酸素マスクの数の関係・ANA公式)。1列目にすでに幼児連れがいると、1列目は選べません
隣の人に先に一言かけておくと、泣いても気が楽だった
息子は抱っこしていたら離陸してすぐに寝ました。そのまま着陸まで眠り、降りるときに起こしています。
往路では離陸前に泣いた場面があり、隣の方に謝りました。すると同じくらいの年の孫がいるという話になり、そこから打ち解けられました。
復路は、座ってすぐに隣の方へ「ご迷惑をかけるかもしれません」と先に伝えています。実際には泣かず、降りるときに「お利口だったね」と声をかけてもらっています。
我が家の往復では、ファーストクラスだからといって周りの反応が冷たかったことはありません。先に一言伝えておくと、泣いたときに親の気持ちが楽になります。
羽田第2ターミナルは、荷物を預けてからANAラウンジまで一直線
専用のカウンターと保安検査場で、並ぶ時間が短い
ファーストクラスは、荷物を預けるカウンターと保安検査場が専用です(羽田第2ターミナルほか・ANA公式)。一般の列より手続きが早く進みました。
子連れで助かったのは動線です。荷物を預けた出口のすぐ先に保安検査の入口があり、保安検査を抜けるとすぐにANAラウンジの入口があります。エレベーターもあるので、ベビーカーや抱っこでも移動は短く済みます。
JGC会員として使っている羽田第1ターミナルのJALは、荷物を預ける場所と保安検査場は同じです。ただし保安検査のあと一度一般のスペースに出て、サクララウンジまで20メートルほど歩きます。子どもを抱えて移動する距離は、第2ターミナルのANAのほうが短く済みました。
ベビーカーを預けた場所で、空港の貸出ベビーカーを持ってきてくれた
自分のベビーカーを預けたカウンターで、係員さんが空港の貸出ベビーカーを持ってきてくれました。搭乗口まで使えると案内があり、そのまま使っています。
第2ターミナルでは、入口に「男性も入れます」と掲示された授乳室も見かけました(我が家は使っていません)。
ANAラウンジでは、抱っこ中に飲み物を運んでもらえた
使ったのはANAラウンジ(本館北)で、滞在は30分ほどです。ファーストクラスに乗る本人と、同行者1名まで入れます(ANA公式)。
- 飲み物を席まで運んでもらえた:本来はセルフサービスですが、息子を抱いていたので係員さんから声をかけてもらい、カフェラテを頼みました。子どもを抱いたまま熱い飲み物を運ぶのは難しいので、ここは助かりました
- 窓際の広い席:ベビーカーの人を優先して案内していると声をかけてもらいました。搭乗時刻が迫っていたので、今回は使っていません
- おむつ替え:専用のスペースがあります。JALのサクララウンジでは、我が家は多目的トイレで替えています
- 混み具合:席は広く、座る場所に困ることはありません。人の行き来はそこそこあります
エコノミーで乗る日でも、ゴールドカードがあれば空港のカードラウンジに入れます。羽田のカードラウンジは0〜3歳が無料です。
子連れで払う価値があったのは、座席の幅・手助け・動線の3つ
乗る前は、我が家も「子連れだとラウンジも座席も機内食も使いきれず、払う価値がないのでは」と気にしていました。実際に乗って分けると、こうなります。
| 価値があったもの | 使わなかった・差にならなかったもの |
|---|---|
| 1歳を抱えても余裕のある横幅 | リクライニング・フットレスト |
| 機内食でのCAさんの手助け | ラウンジの窓際の広い席(時間がなかった) |
| 専用カウンター→保安検査場→ラウンジの動線 | 優先搭乗(子連れはエコノミーでも先に乗れる) |
| ラウンジで飲み物を運んでもらえたこと |
優先搭乗は、ANA公式でも小さな子ども連れの案内のあとにファーストクラスという順番です。子連れにとって、ファーストクラスで早く乗れることは差になりません。
我が家の結論は、エコノミーとの差が小さい大型連休なら、ファーストクラスのシンプルを選ぶ価値があるです。差が2倍以上ある普段の土日は、エコノミーに乗って、ラウンジはカードで入る組み合わせを選びます。
JGC会員の我が家がANAにした理由と、2歳からJALに戻る理由
我が家は普段、JGC会員としてJALに乗ることのほうが多い家庭です。今回ANAにした理由は2つあります。
- 運賃:同じ日のJALの普通席(約5万5,000円)より、ANAのファーストクラスのシンプル(49,410円)のほうが安かった
- 息子が1歳のうちはANAも膝上で無料:ANAは2026年5月から2歳で座席が必要になったので、1歳のうちに使っておこうと考えました
息子が2歳になると、ANAでは座席の購入が必要です。JALは3歳未満まで膝上で無料のままなので、2歳からの帰省はJALが第一候補になります。
まとめ
- 2026年のシルバーウィークは、ANA国内線ファーストクラスのシンプルが往復49,410円でした。同じ日のエコノミークラスとほぼ同額で、JALの普通席より安い結果です
- 差が縮むのは大型連休だけです。普段の土日はエコノミーのほうが安いので、連休はクラスを切り替えて両方の金額を見比べます
- 新運賃では膝上無料が1歳まで(JALは2歳まで)。シンプルは座席を選べるのが出発24時間前から
- ベビーカーは預け荷物の枠と別に無料。膝の上の子に枠はありません。荷物がベビーカー+1個なら、エコノミーのシンプルで足ります
- 1歳を膝に乗せても座席の横幅に余裕があり、機内食はCAさんの手助けで片手でも食べられました
- 機内食は往復とも1A側から配られていました。早く食べたいなら1A側を狙います
- 羽田第2ターミナルは専用カウンター→専用保安検査場→ANAラウンジが一直線。ラウンジでは抱っこ中に飲み物を運んでもらえました
- 子連れで価値があったのは座席の幅・手助け・動線。リクライニングと優先搭乗は差になりませんでした
よくある質問
子連れで国内線のファーストクラスに乗ると、迷惑になりませんか?
我が家は往路の離陸前に泣いた場面がありましたが、隣の方に謝ると、同じくらいの年の孫がいるという話で打ち解けられました。復路は先に一言伝えておき、降りるときに「お利口だったね」と声をかけてもらっています。我が家の往復では、ファーストクラスだからといって周りの反応が冷たかったことはありません。
ファーストクラスのシンプルとエコノミーの値段は、どれくらい違いますか?
日によって大きく変わります。2026年のシルバーウィークは、我が家の路線で往復49,410円と、エコノミーとほぼ同額でした。ANA公式の掲載例(2026年9月17日時点)では、東京〜大阪の片道がエコノミー10,120円〜・ファーストクラス23,430円〜で、普段は2倍以上の差があります。
シンプルでは、座席はいつ選べますか?
出発24時間前からのオンラインチェックインのときです。事前に座席を選びたいときは、スタンダードかフレックスを選びます。
ベビーカーは、預け荷物の個数に数えられますか?
数えられません。本人が使うベビーカーは、無料で預けられる荷物の個数とは別に、無料で預かってもらえます(ANA公式)。我が家もベビーカー+荷物1個を預け、個数について何か言われることはありませんでした。
膝の上に乗せる子どもにも、預け荷物の枠はありますか?
ありません。座席を持たない2歳未満の幼児には、無料で預けられる荷物の枠がありません(ANA公式)。父と1歳の2人なら、枠は父の分だけです。
ANAで膝の上に乗せて無料になるのは、何歳までですか?
1歳までです(2026年5月19日搭乗分から)。2歳からは座席の購入が必要です。JALは今も3歳未満まで、大人1名につき1名が膝上で無料です。
子どもを抱いたまま、機内食は食べられますか?
食べられました。テーブルは前後に動かせるので、子どもを膝に乗せたままでも使えます。我が家はCAさんがテーブルを出し、お弁当箱を開け、割り箸を割ってくれました。
機内食は、どの席から配られますか?
我が家の便では、往復とも1Aから配られました。順番は、左側から右側、1列目から2列目です。ANA公式に配る順番の記載はなく、便によって変わる可能性があります。
ANAラウンジで、子連れに助かったことは何ですか?
抱っこ中に飲み物を席まで運んでもらえたことと、おむつ替えの専用スペースです。ベビーカーの人は窓際の広い席に優先して案内してもらえると声をかけられました(我が家は時間がなく使っていません)。
ファーストクラスの優先搭乗は、子連れに意味がありますか?
差はほとんどありません。ANAは小さな子ども連れを、ファーストクラスより先に機内へ案内しているためです。
ANAとJAL、1歳の子連れならどちらがいいですか?
1歳のうちは、どちらも膝上で無料なので運賃で選べます。我が家は連休の運賃でANAのファーストクラスを選びました。2歳になるとANAは座席が必要、JALは3歳未満まで無料なので、2歳からはJALが有利です。
注:本記事の運賃・ルールは2026年9月時点の情報です。運賃は日や便で変わり、エコノミークラスとJALの金額は予約したときの記憶にもとづきます。年末年始にも同じ組み合わせで帰省する予定なので、夫婦で乗った結果を追記します。 公式情報はこちら:ANA 国内線の3種類の運賃(シンプル・スタンダード・フレックス)/ANA お子様のご予約について(国内線)/ANA お子様の手荷物、ベビーカー(国内線)/ANA プレミアムクラス チェックインからご到着まで/JAL 赤ちゃん連れのお客さま(国内線)
マネパパ
30代会社員・人事企画部門・JGCホルダー。従業員持株会を入社9年目に停止し、インデックス投資(新NISA・iDeCo)に全面移行。 マイルで乳幼児連れリゾート旅行を実践中。数字とリアルにこだわった発信を心がけています。
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